山本美紀について
Miki Yamamoto’s profile
この度は山本美紀中小企業診断士事務所のWEBサイトをご覧頂きまして誠にありがとうございます。
このページでは、代表である私、山本美紀の経歴や他にはない強みなどをご説明致します。皆さまのビジネスパートナーとして相応しいか、まずはこのページの内容をご一読ください。
新興国・開発途上国との関わりと想い
私が海外での仕事に興味を持つようになった原点は、大学時代の留学にあります。
元々英語が好きでいつか英語を活かした仕事に就きたいと漠然と思っていたのですが、大学進学時に帰国子女や高校時代から留学経験のあるクラスメイトの英語力を間近に見て、自分も絶対に留学して生の英語に触れたいと思うようになりました。
大学3年生の頃に留学生として1年間英国スコットランドのエディンバラに渡り、「途上国の女性地位向上について」といった社会学・開発学を学びました。欧州では社会人になってから学び直し大学へ通う学生も多く、多世代、多国籍のクラスメイトとの学びの場では様々な価値観に触れました。故・緒方貞子さんのご活躍に憧れたのもそのころです。
大学卒業後はグローバル人材の転職支援を行う人材紹介会社に就職しましたが、英国の大学院進学への道を諦めきれず、退職して英国のサセックス大学開発学研究所(IDS)でアジア、アフリカ、欧州、米国と世界中のクラスメイトとともに国際開発学の勉強をするなかで南アジア地域への興味と関わりが生まれます。
「開発途上国の社会・経済発展に貢献したい。」
そう考えた私は、まずインターンとしてJICAのインド事務所に所属。その後一度日本に戻り、外務省の国際協力局で勤務した後、外務省の専門調査員として、今も愛着を持つ国、バングラデシュに赴任することになりました。
大使館の仕事と聞くと、旅券発給や証明書発行、邦人の保護といった領事サービスを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、実はそれは大使館の一部の機能で、大使館は政務、経済、広報などの外交活動を担っています。日本企業支援の窓口もあり、その国への進出や輸出等を目指す日本企業への支援も行っています。
私が在籍していた在バングラデシュ日本大使館の経済・経済協力班は、そうした企業の支援や経済分析などを行う部署。国際協力の経験を積みたいと思っていたので、実を言うと当初は不本意な気持ちもありました。
しかしながら、ユニクロをはじめとした多くの日本企業がバングラデシュを「中国+1」の生産・販売拠点として進出を加速してきた時期であったことに加え、社会課題をビジネスチャンスと捉え進出をする日本企業や、アントレプレナーシップにあふれた現地の企業家の活躍にも触れ、また、民間セクター開発支援でも他の国際機関や援助機関との援助協調の仕事にも携わり、想像以上にやりがいのある仕事でとても面白いと感じるようになりました。
そして現在につながる出会いとして、JICAの専門家としてバングラデシュ政府のアドバイザーになっていた中小企業診断士の方がいます。
経営コンサルタントとしての資格を持ち日本企業の海外展開支援に携わりつつ、国際協力の分野で途上国の国づくり支援に携わり、発展に貢献する、という仕事の形があることを知り、いつか私も中小企業診断士を目指したい、と思ったのです。
他にはない、大きな強み
大使館で4年働いた後、JICAの企画調査員として、日本の中小企業がODA予算を活用して「ビジネスを通じて途上国の抱える課題を解決する」、「途上国で自社の商品・サービス・技術を普及させる」というスキームの審査・案件管理の仕事に携わりました。
その後日本に帰国してからは、JETRO北海道で、国や業種問わず輸出・輸入・進出に関する幅広い分野の貿易投資相談に対応してきました。札幌に戻ってきて、地元北海道の魅力、北海道企業の魅力を世界に発信したいという想いを一層強くしました。
こうした経験を通じて、例えば「途上国でも維持管理可能な日本企業の浄水器を現地で展開する」といったODAを活用した日本企業にも途上国にもメリットがあるwin-winのスキームから、中小企業が水産品を輸出したい、化粧品の輸入ビジネスを始めたい、といった貿易実務に関するご相談、飲食店の海外進出に関するご相談まで、ご要望に応じて柔軟に対応できるようになりました。
そして、この時に大きな武器になるのが、大使館、JICA、JETROという異なる管轄の組織で働いてきた経験と知見、海外人脈とネットワークです。
3つの組織では、各々中堅・中小企業の海外展開を支援するスキームがありますが、例えば外務省の管轄するJICAと経済産業省の管轄するJETROでは、利用出来る支援策が異なります。つまり、お客さまの状況やニーズに応じて、他省庁の支援策含め幅広い支援策・補助金のなかから最適な選択肢をアドバイスすることができ、他のコンサルタントにはない強みになっていると考えています。
また、海外でのビジネスを成功させるには、その国の文化や宗教、人々の考え方までを考慮しなければうまくいきません。
この点も、英国、バングラデシュ、インドといった国で生活してきた経験がありますので、机上で書類やビジネスプランを作るだけではない、その国の文化を踏まえた効果的なコンサルティングが可能になっていると自負しています。
共に考える、伴走型のコンサルタントとして
こうした経緯を経て、2018年に念願だった中小企業診断士の資格を取得。これまでの経験を活かした海外展開支援(海外展開に関する情報収集、基礎調査、計画立案、販路開拓、拠点設立、補助金申請支援等)のほか、インバウンド向け販売促進支援、外国人材との共生によるダイバーシティ経営支援、そして、札幌では数少ない女性の中小企業診断士という立場から女性目線でのマーケティング支援や、女性向け創業支援など幅広いコンサルティング業務を行っています。
この時、私が常に意識するのは、お客さまと一緒に考えて解決に向けて取り組んでいける、伴走型のコンサルタントでありたい、という点です。
決して上から目線にはならず、お客さまの意見を尊重しながら、目指すゴールへ共に歩んでいく。それが、山本美紀中小企業診断士事務所のスタイルです。
海外展開を検討しているけれど、海外でのビジネスを成功させるために何から手を付ければいいのか分からない、という状況でも全く問題ございません。
ささいなことでも結構ですので、まずは一度お気軽にご相談ください。